壊れた窓理論
今回から安全と品質が崩れた事例を紹介いたします。まず、今回は安全の教訓としてよく引用される「割れ窓理論」を紹介いたします。
割れ窓理論( Broken Windows Theory)とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」という考え方。
私たちの仕事も同様に、小さなことと思えるかもしれない「安全の基本ルール」を無視して野放しにすると、やがては大事なことも見逃し重大な人身事故や設備トラブルを引き起こす可能性がある。
- 「大きなビル全体から見た1枚の壊れた窓」も「私たちの安全に対する不安全状態や不安全行動」も原点は同じで無視することは出来ない。
- 気が付かないことは、お互い声を掛け合い、注意を促し、「危険の芽」を摘み取ろう。
掲載日:2022年09月13日