危険源とリスク

クオリティクリエーション株式会社

危険源とリスク

危険源(Danger)とは、労働者に負傷又は疾病を生じさせる潜在的な根源であり、「ハザード(Hazard)」ともいう。
危険源は、労働安全衛生法では「危険性又は有害性」と表現されている。
リスク(Risk)とは、危険源(労働災害を引き起こす潜在的根拠)が不安全な状態であったり、危険源に人が不安全な行動で接触したりするときに発生する危険な状態をいう。
リスク(Risk)は、危険源により引き起こされる負傷・疾病の「重篤度」及び「発生の可能性の度合」とを組み合わせたものと定義されている。

「受け入れ可能なリスク」とは、リスクが顕在化して災害に至っても、かすり傷程度の軽微なリスクで、広く受け入れられるリスクをいう。
「許容可能なリスク」とは、リスク低減対策には大きなコストがかかること、また便益が損なわれることを考慮して、「受け入れ可能なリスク」にまで、リスクを低減しない、すなわち許容しても良いリスクをいう。
「許容不可能なリスク」とは、「許容可能なリスク」よりも高いリスクをいう。
「受け入れ可能なリスク」にまで、リスクを低減するのが理想だが、現実は、対策コストや便益に対する考慮が必要。

掲載日:2024年02月27日